中国新聞:公園遊具の事故4件 広島

記事要約

 広島市内の講演等で、遊具が老朽化によって壊れたのが、昨年度4件起きていたことが判明した。市内には1157の公園があり、遊具のある公園は8区の事務指導員が2カ月に1回、目視で点検している。事務指導員には対象者が当たることも多く、安佐南区維持管理課は「更新には予算が必要。財政が厳しい中、当面は点検を徹底して事故を防ぐ」としている。

疑問

 老朽化によっての事故がここのところ多いが、なぜその事故の対策を前もって練っていないのか?

考え・主張

 老朽化によって起こる事故は多発している。最近では、NEXCO中日本の、笹子トンネル落下事故が印象にのこる。(関連リンク 橋やトンネルなど2千カ所以上を一斉点検へ、笹子崩落事故受け/横浜市)この事故は、整備員の点検が、目視のみで行われたため不備が生じ、天井が落下し、多くの犠牲者を生んだものだった。 
 そこで、今回の事故をみてみると、死亡者はいなかったものの、笹子トンネルの事故とほとんど変わらないように思う。今回の事故も整備員が点検を怠ったために起きたものだし、それが事故につながったものだからだ。
 点検をしているから、私達は大丈夫だ、安全だ、と考えることも少なくない。だが、今回のように、目視のみの点検では気づかない所も多いし、遊具自体も老朽化が進んでいる。だから、遊具の点検を強化することを、広島市だけではなく、全国的に行なって欲しいと考える。

その他

 特になし